提物

腰に下げて持ち運ぶ印籠、根付、緒締、胴乱(煙草入れ)、煙管入れ、矢立などの総称を言います。
提物は、持ち主の身分や趣向、こだわりを表す江戸のおしゃれアイテムでした。
人々は、自分だけのデザインや形、意匠など他人とは違うものを求め、
それに応えるように、超絶技巧と言われる緻密な細工や、意表をつくデザインなど
多種多様な作品が生まれました。