中国の明時代（17世紀）に、漳州窯で作られた呉州赤絵の作品だと思われます。口径37cmと大振りの皿です。中央に「天下一」の文字が見られます。高台は砂高台です。口縁に欠けが目立ち、上絵付けの色釉（いろぐすり）の剝がれもありますが、非常に資料的価値の高い稀少な逸品です。

筑波大学アートコレクションの中に、サイズはやや異なり12ますが、同手のものがありましたので、ご紹介しておきます。
http://www.art.tsukuba.ac.jp/archives/2468