スタッフダイアリー

着物なんでも相談会 シュシュ作り

こんにちは、骨董舎の吉池です。
骨董舎では、毎月「着物お直し相談会」を開催しています。

着物のお仕立てをはじめ、袖丈、裄、着丈などのサイズ直しやシミや汚れを目立たなくするお仕立て。年代ものの着物を、羽織やコートにリフォームなど。
着物を仕立てて40年以上の和裁士・高橋玉江さんが和装の仕立てに関することならなんでも相談に乗っています。

今回は、7月28日の「着物お直し相談会」開催時に、教えていただいたシュシュの作り方を掲載します。

使用する布地は着物の余り布、洋服地などどんな布でもOK。着物リメイクをする方は衿やおくみなど幅は狭いけど長さがある布で作れるので、ハギレ利用にもなりますよ。

シュシュの作り方

【材料】
布地:タテ11㎝×横70㎝
平ゴム:幅1㎝長さ13〜14㎝
糸と裁縫道具

①サイズの通りに布地を裁断し、中表で半分に折ります。縫い代は約1㎝弱。(縫い上がりの幅が両端同じならOKです。)右端から4〜5㎝並縫いをして玉留めします。

②①の縫終わりから4〜5㎝開けた所(平ゴムの入口になります※ゴム口)から左端まで並縫いをします。

③布をかえし、表地を出します。(ひっくり返すときに、片方を仮留めして、もの差しを入れて返すと楽にできます。)

④①で縫った4〜5㎝をゴム口に入れ裏返し、裏地を表にします。もう一方の端を縫い代が合うように、ゴム口に添わせるように入れ、縫い合わせます。

  

⑤縫い合わせた縫い代にゴムの端を縫い留めます。(抜けやすいので、しっかり付ける)反対側の端を数カ所縫いゴム口から針の頭をゴム通しの要領で入れ、一周させます。はじめに縫ったゴムの端と合わせて縫い付けます。

  

⑥縫い代を見えないように内側に整えます。ゴム口はかがってもいいですし、そのままで気にならなければ縫わなくても大丈夫です。

9月1日「2部式着物に作り変えてみませんか」を開催

次回の、「着物お直し相談会」は、体験講座として「2部式着物に作り変えてみませんか」を開催します。
お持ちの着物を、簡単に着られて形もキレイ、茶道の水屋着・道中着としても着心地のよい2部式着物に作り変えます。
きちんと帯を締めれば普通の着物と変わりません。

9月1日・22日㈰、10月6日㈰午前10時30分〜午後12時30分、午後1時30分〜3時30分(お好きな日時を4回選んで下さい)
講師:和裁士・高橋玉江
受講料:全4回で8,000円(部品代別途)要予約。
持ち物:2部式にしたい着物。裁縫道具。手縫い用絹糸
着物はウールや単衣が作りやすいです。袷でも可。

お申し込みお待ちしております。

骨董舎
群馬県前橋市本町1−2−13煥乎堂前橋本店3階
TEL090−2660−8011
kottosya@shunet.co.jp

関連記事一覧