アンティークのある暮らし

アンティーク・骨董品を日常生活に活かす飾り方、使い方の提案

雛祭りを楽しむ骨董

「アンティークのある暮らし」第2弾、今回は雛祭りです。

女性は年齢に関係なく雛祭りが好きですよね。
可愛いお雛様を飾っていると子供の頃を思い出します。
節分が過ぎれば心が春めいて一年振りの雛飾りの開始です。
さぁ、お雛様のお出ましーっ!

宵ともなれば雛飾りを眺めつつ、「カンパーイ!」となりました。

桃の節句はすでに終わりましたが、その時のわが家の雛飾りをパチリ!
地域によっては1カ月遅れの雛祭りもあるそうなのでご覧下さいね。

三次(みよし)の天神様

金屏風の前に貫禄のある天神様(内裏様の代理?)が御座されています。高さは44cm。
この方は広島県三次(みよし)市のお生まれ。
気品溢れるお顔でしょう? 
生年月日はかなり昔。若作りですが結構お年を召していらっしゃいます。現在では三次市十日市町で1軒の窯元のみで作られているそうです。新品はとっても色鮮やかです。詳しくは→http://www.miyoshi-dmo.jp/miyoshiningyo/

私の天神様は大、中、小の三個を一辺に買い求めましたが飾ってあるのは大の方。
残念ながら中は大地震の日、飾り棚の上から見事なダイビング!元気よすぎ!残る小さい方は居間で家主を睥睨しています。

天神様のバックの朱漆し丸盆(径62cm)は裏底に3カ所の低い足が付いている優れもの。ベタ置きにならないので扱いやすいですよ。
一体何を乗せたお盆やら器やら。刺身なら軽く100人前はいけそうです。稲荷寿司ならお狐様を何匹ご招待出来るのかな?

縮緬(ちりめん)七五三着物

金屏風に吊り下がるのは七歳の祝い着です。
縮緬(ちりめん)で正式な五つ紋に菊の大輪の花、結び紐も共布で菊の花散らし。太陽光だと濃い紫色ですが蛍光灯の下では紺色に見えます。可愛いというより綺麗です。

土の人形

独り寂しくお座りしているのは小さな土人形の姉様。
高さ7cm程。鼻先が欠けているのはご愛敬。
三春人形が欲しいのですがこの姉様はどこの出身でしょうか?
いつかこの姉様に似合うお仲間を連れて来てあげようと思っています。

灰釉が見事な古信楽壺

花入れの壺は古信楽と思います。
室町時代といわれて購入したのですがどうでしょう? 
時代云々より花を生けるのに丁度良い大きさと雰囲気が気に入ったので普段から使っています。(土物は水持ちが良くてお花が長持ちしますね。)置き台は雲形で寺や神社の柱上に見られる木鼻(きばな)です。
いつもなら小枝の2,3本で済ませるのですが、「雛祭りじゃー、気張っちゃえー!」とあれこれ活けてしまいました。まだ枝木は蕾ばかりですが満開になったらパーっと見栄えのすることでしょう。

手持ちの骨董をあれこれ思い浮かべながら、若葉の季節の飾り付けはどうしようかな?と悩みつつ楽しんでいます。

ほろ酔い気分の#骨董舎のお留守番でした。

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